公益社団法人 日本技術士会北海道本部

公益社団法人日本技術士会北海道本部 リージョナルステート研究委員会

◎ 平成26年度 第2回研修会のお知らせ ◎
木質バイオマス関連施設見学会
〜熱は熱として利用することを考える〜
(CPD対象)
 
 近年注目を浴びている自然エネルギーの内、太陽光、風水力は極めてメジャーですが、同じ自然エネルギーのカテゴリーにバイオマスエネルギーがあり、ヨーロッパではシェアナンバーワンです。このうち、木材をエネルギーとするものを木質バイオマスエネルギーといいます。
 木質バイオマスエネルギーは、間伐材や木材の製材過程で排出される端材等の木材全般から得られる自然エネルギーです。主にボイラー等で燃焼させて熱エネルギーを得ますが、燃焼による二酸化炭素は、カーボンニュートラルの概念から地球環境への負荷はないものとされています。

 実は、日本でも1960年代のオイルショックまでは、我々の生活を支えるエネルギー源の一つとして広く用いられていしたが、石油・ガス・電気の普及により我々の生活から遠のいてしまいました。「木は煙が出る。ススも出る」のもその理由のひとつではないでしょうか。
 しかし、完全燃焼のボイラーで完全自動で燃料が供給される。しかも定期的に燃料を補給してくれるシステムであれば話は別ではないでしょうか。

 今回見学先として選定した各施設は、木質バイオマスの燃焼用に改良したボイラーを用いて、間伐材や稲わら等の副産材を熱エネルギーに変え、温泉や生活の熱源として利用しています。
 熱を電気に換えることも技術的に可能ですが、熱として逃げてしまう等のエネルギー変換効率や送電・蓄電設備の課題もありますので、循環技術システム研究分科会では、熱は熱して利用する、地産地消エネルギーとして導入することに導入メリットを置いて、普及促進に期待していたところです。
 今回の見学会では、その辺の実情を事例を交えて施設管理者の方々に伺えればとも考えております。
 施設見学会終了後は、恒例の意見交換会を行います。
 熱が冷めやらぬ内に、見学先で得た知見を膨らませ、木質バイオマスや北海道のエネルギー事情の明るい話題で意見交換をと考えております。
 皆様、奮ってのご参加をお待ちしております。


開催日時 平成26年8月29日(金)8:30〜18:00
当日の日程
8:30 札幌駅北口集合・出発
札幌北IC〜占冠IC(途中休憩)
10:30 占冠町 湯ノ沢温泉着
木質バイオマスボイラー施設見学:1時間
【温泉施設内にて昼食:11:30〜12:30】
12:30 占冠町発
占冠IC〜江別東IC(途中休憩)
14:00 南幌町  広教資材
ペレットバイオマスボイラー見学:45分
14:45 南幌町 南幌温泉ハート&ハート着
ペレット工場見学:45分
15:30 南幌町発
国道337号経由
16:30 当別町 エコアパート空(そら)着
ペレットストーブ、木質断熱材施工住宅見学:45分
17:15 当別町発
国道275号経由
18:15 札幌駅北口着・解散
会    費 施設見学会(会員:1,500円/人、会友・非会員:2,000円/人)
意見交換会 3,500円/人(札幌駅北口周辺)
申込み期日 平成26年8月22日(金)
申込み先 下記の申込み内容をご記入の上、メールにて下記までお申込み下さい。
申込み内容
氏  名  
所  属  
連 絡 先  
会員区分 日本技術士会会員 、 北海道本部会友・非会員
参加区分 研修会のみへ参加 、 研修会・意見交換会の両方へ参加
自宅住所及び電話番号  
(当日限定の損害保険加入に必要です)